夏に咲く輝くような向日葵（ひまわり）って可愛いですよね。
でも「庭にひまわりを植えてはいけない」という話が日本の言い伝えとしてあるそうですが、本当なのでしょうか？
私が調べてみたところ、古くから伝わる教えが迷信であることがわかりました。
そこでこの記事では、ひまわりを庭に植えてはいけないといわれる理由や、ひまわりを植えることのメリットについて詳しく解説します。
これから自宅で育ててみようと思っている方もぜひ参考にしてくださいね。
ひまわりを庭に植えてはいけない理由は迷信！
ひまわりを庭に植えることに関する面白い迷信があります。
この迷信は、「ひまわり」の「ひ」という文字が、太陽ではなく火事を連想させるところから始まっています。
つまり、ひまわりを植えることで火災を想起させるというわけです。
この考えにより、「ひまわりを庭に植えると不運が起きる」という信念が生まれました。
具体的には、火事が起きたり、家計に問題が生じたりするといわれています。
「庭に植えると火が回る」とか「家計が火の車になる」という言葉遊びが、その根拠になっています。
ただし、この迷信は秋田県や徳島県のような特定の地域に限られており、全国的に信じられているわけではありません。
実際にひまわりと火災には何の関係もなく、ただの迷信です。
ひまわりにまつわるもう一つの迷信に、「火回り」という言葉遊びがあります。
これはひまわりが太陽の方向に向かって回る性質から、「日廻り」「日回り」とも表現されることがあり、単なる語呂合わせに過ぎません。
実際にひまわりは明るくポジティブな花で、迷信を気にする必要は全くないので安心してくださいね。
ひまわりは風水では良い？悪い？
実は、風水の観点から見ても、ひまわりは運気を向上させる花として有名です。
この花は情熱や強い生命力の象徴であり、ゴッホなどの画家にも大きなインスピレーションを与えたことで知られています。
ひまわりには、迷信を越えるような風水的な良い影響があるため、それに注目する価値があります。
「向日葵」と書かれるひまわりは、名前の通り太陽の方を向いて咲く花です。
風水によると、ひまわりは太陽の「陽の気」を吸収し、それが特に金運を高めるのに効果的だと言われています。
黄色い花は明るさと幸運を象徴し、明るく可愛らしい姿から人々に愛されています。
家の庭にひまわりを植えると、金運だけでなく、人間関係や恋愛、健康の運気も良くなると風水では考えられています。
特に黄色やオレンジのひまわりを、風水で大切な方位（吉方位）に植えると、運気アップの効果がさらに期待できます。
黄色いひまわりは金運に関わる西や南西に、オレンジ色のひまわりは結婚や旅行の運気が良くなる南や南東に植えると良いとされていますよ。
庭でひまわりを育てるメリット
庭にひまわりを植えると、いろいろな良い点があります。
まず、ひまわりは夏にぴったりの花で、庭をとてもきれいに見せてくれます。
大きな黄色い花が夏の日差しに映えて、庭が明るく華やかになります。
次に、ひまわりを育てることは、子どもたちに自然の不思議を教えるのにも役立ちます。
ひまわりの成長を見守ることで、生き物の生命力や成長のプロセスを身近に感じることができるんです。
そして、ひまわりの花が終わった後には種がたくさんできます。
これらの種は食べられるので、収穫しておやつにしたり、来年また花を咲かせるために蒔いたりできます。
栄養が豊富で、ペットのごはんとしても使えるんですよ。
こんな感じで、庭にひまわりを植えると、見た目が美しくなるだけでなく、学びや楽しみも得られます。
とにかく、太陽に向かって大きな花を咲かせる姿に元気をもらえますよ。
ひまわりの育て方のポイント
それでは、ひまわりの育て方について簡単に説明します。
ひまわりは北アメリカ原産で、キク科の植物です。
普通のひまわりは1メートルから2メートルほどに成長しますが、最近は30センチから50センチの小さい可愛らしい種類も人気があります。
ひまわりという名前は英語で「sunflower」と言い、「太陽の花」という意味です。
この花は16世紀にスペインからヨーロッパに持ち込まれ、その後中国を経て、17世紀には日本にも伝わりました。
当時は「丈菊」と呼ばれていましたが、いつの間にかひまわりという名前で親しまれるようになりました。
ひまわりには「日輪草」や「日向葵」など、太陽にちなんだいろいろな別名があります。
ひまわりの種は、気温が20度以上の4月から6月にかけて蒔くのがベストです。
背が高くなるように育てたい場合は、プランターではなく庭に直接蒔くことをおすすめします。
太陽が大好きな植物なので、日当たりのいい場所に植えるといいですよ。
ひまわりは基本的に育てやすい花なので、水をしっかりやれば、そう簡単には枯れることはないでしょう。
まとめ
ひまわりを庭に植えてはいけないよ、という昔からの言い伝えは、言葉遊びからくる迷信だということがわかりましたね。
ひまわりを植えても、育てにくいとか虫害がある、毒やトゲがあるといった育てる上でのデメリットはありませんので安心してください。
夏を象徴する元気いっぱいのひまわりをぜひ育ててみましょう。
