記事内に広告を含む場合があります。

アリッサムを植えてはいけない理由は?植えっぱなしはダメ?

スポンサーリンク
植物の育て方

春になると、小さな花が集まって咲く様子が可愛らしいアリッサム。

花壇や寄せ植えにも人気があり、グランドカバーに植える方も。

でもガーデニング経験者からは「庭にアリッサムは植えてはいけない」と言われることもあります。

そこでこの記事では、アリッサムを植えてはいけないといわれる理由と、その対処法、育てる上でのポイントを詳しく解説します。

実はアリッサムはその可愛らしい姿とは裏腹に、嫌な臭いを発し、繁殖力も強いのです。

ただ、上手くお手入れしてあげれば、アリッサムを育てるのはそう難しいことではありません。

植えっぱなしでもきれいに花を咲かせることもできるので、ぜひ参考にしてくださいね。

スポンサーリンク

なぜ庭にアリッサムを植えてはいけないの?

アリッサムを庭で育てるには、いくつかのデメリットがあります。

花がイヤなにおい

アリッサムは見た目は可愛らしいですが、その香りはヒトの尿のように感じられることがあります。

「スイートアリッサム」という品種も名前とは異なり、時に不快な臭いを放つとされています。

(ただ、蜂蜜のような甘い香りに感じる方もいるようです。)

このため、香りに敏感な人には育てるのはおすすめできません。

虫が寄ってくる

アリッサムの花は、ハエや蜂などの虫を引き寄せてしまいます。

虫がアリッサムの花の匂いに惹かれるのかもしれませんが、虫が苦手な人にとっては不愉快な光景です。

さらに、これらの虫を求めてカエルが集まることもあります。

種がこぼれて勝手に増える

アリッサムは花が咲いた後に多くの種子をつけます。

しかしこの種が地面に落ちると、翌年に自然発芽します。

これは「こぼれ種」と呼ばれ、意図しない場所で勝手に広がるため、時には困った問題を引き起こすことがあります。

夏の高温に弱い

アリッサムは本来多年草ですが、日本の暑い夏には耐えられず、枯れやすいです。

そのため、日本では一年草として扱われることがあります。

アリッサムはもともとが地中海沿岸が原産なので、高温多湿の日本の夏はアリッサムにとっては特に厳しい環境です。

冬の霜に弱い

アリッサムは寒さにはある程度耐えますが、霜が降りる寒冷地では生き残るのが難しいです。

雪国などでの冬越しは特に難しいでしょう。

上記の理由から、アリッサムの栽培をしっかり検討する必要があります。

お住まいの環境やご自身の好みに合わせて、他の植物を考えるのも良いでしょう。

アリッサムを上手く育てるポイント

では、アリッサムを庭で上手に育てるための三つのポイントをご紹介します。

可愛らしいアリッサムをを安全に管理し、最大限に楽しむためにお役立てくださいね。

耐暑性・耐寒性の高い品種を選ぶ

アリッサムにはさまざまな品種がありますが、特にスイートアリッサムが人気です。

さらに改良されたスーパーアリッサムは、真夏の厳しい暑さや冬の最低気温-5℃まで耐えることができます。

このようなアリッサムの中でも耐久性の高い品種を選ぶことで、一年を通して美しい花を楽しむことができますよ。

花の匂いが気になる場所は避けて植える

アリッサムの香りはかなり強烈なため、一部の人々にはあまり好まれません。

もし香りが気になるようであれば、家の入り口や窓のすぐそばではなく、庭の外れや距離を置いて植えると良いでしょう。

これにより、その美しい姿を遠くから眺めることができ、強い香りによる不快感を避けることができます。

切り戻し

スイートアリッサムが花を咲き終えた後には、不要な花がらを取り除くため「切り戻し」という剪定を行うと良いでしょう。

これによりたくさんの種ができるのを防ぎつつ、植物の形を整えることができます。

また、梅雨が始まる前にも剪定を行うことで、植物の風通しを良くし、根元の蒸れを防ぐ効果があります。

これらのコツを活用することで、アリッサムを庭で美しく健康的に育てることができます。

アリッサムは植えっぱなしでも上手く育つ?

アリッサムは暑さには弱いですが、耐寒性があり、庭に植えっぱなしでも上手く育てることができるでしょう。

ただ、肥料の与え方や水やりは花の様子を見て調整してあげてください。

もし鉢植えの場合は、夏は半日陰などに移してあげましょう。

アリッサムを育てるメリット

アリッサムを庭に植える際の3つの大きなメリットをご紹介します。

初心者にも育てやすい

たくさんあるアリッサムの品種の中でも、「スーパーアリッサム」という種類は、ガーデニングを始めたばかりの方でも手軽に育てることができます。

気温の高い日や寒い日でも特に心配することなく、多年草として長期間にわたって楽しめますよ。

地植えなら水やりがほとんど不要

アリッサムは乾燥した環境を好むため、庭に直接植えると通常は水やりの必要がありません。

ただし、極度に乾燥している時や、長い間雨が降らない場合は、様子を見て水を与えてあげましょう。

冬でも美しい花と葉を維持

スーパーアリッサムは年間を通じて葉を緑色に保つ常緑性を持っています。

冬の寒い季節でも花を咲かせることができるので、花が少なくなる冬でも庭に彩りを与えてくれます。

冬には花の数が減るものの、一年中楽しむことができますよ。

上記の点から、アリッサムは庭作りの初心者から経験者まで、多くの人に適した植物と言えるでしょう。

まとめ

アリッサムを庭に植えない方が良いといわれる理由は、

・花がイヤなにおい

・虫が寄ってくる

・種がこぼれて勝手に増える

・夏の高温や冬の霜に弱い

という点が挙げられます。

ただ常緑性がああり、秋から冬にかけて青々としている植物はアリッサムのほかにそれほどありません。

虫が気になる場合は、虫よけスプレーを使っても良いでしょう。

お庭やベランダの主役にもなりますし、引き立て役にもぴったり。

お手入れもそれほど難しくない植物なので、ぜひ育ててみてくださいね。

タイトルとURLをコピーしました