ミモザの明るくて黄色い花は見る人に元気をくれますよね。
私も家の近くをよく散歩していると見かけるのですが、自分の庭にも欲しいなと思う方は多いのではないでしょうか。
でも、ミモザを育てた経験のある人からは、「ミモザを庭で育てるのはおすすめしない」という声を聞くことがあります。
そこでこの記事では、植えた後に後悔しないためにも、ミモザの育て方についてお伝えします。
なぜミモザを植えるべきではないのか、庭でミモザを安全に育てる方法や、
ミモザについて詳しく解説していきます。
なぜミモザを植えてはいけないの?その理由とは
実は、ミモザを庭に植えること自体には問題はありません。
ミモザはアカシアの仲間で、風水ではこの植物を庭に植えることで仕事運が良くなるともいわれているんですよ。
そして、その黄色い花が金運を上げるとも言われています。
ただ、庭にミモザを植える時にはいくつか気をつけたい点があります。
主に気をつけたいのは、以下の3点です。
1.落葉樹なので運気が下がるとされること
2.すぐに大きくなり過ぎること
3.強風に弱いこと
落葉樹は運気が下がる、と聞いたことはありませんか?
これは昔から言われていますが、玄関先には運気が良いとされる常緑樹がよく植えられます。
ですが、落葉樹も庭木としては人気があるので、あまり心配することはありません。
また、ミモザは成長が早く、すぐに大きく広がってしまいます。
そのため、場所を取ることや日照条件を悪くすることがあります。
ミモザの植え替えはリスクが高いので、初めに植える場所は慎重に選びましょう。
ミモザは風に弱く、台風などで簡単に折れてしまうことがあります。
以前大型の台風がきたときに、ミモザがたくさん倒れたこともあったようです。
そのため、ミモザを支柱で固定するなどの風対策や、定期的な剪定が大切です。
庭でミモザを上手に育てるには?
ミモザを育てるには、そこまで難しく考えなくても大丈夫です。
関東よりも西の地域なら、あまり手をかけずともしっかり育つでしょう。
庭に植えるなら、地面に植えた方がいいですね。
この木は高さが10メートルくらいになることもあるので、大きく育つためです。
水やりや肥料はそんなに気にしなくてもよいでしょう。
夏は乾燥に少し注意して、あとは雨が降ればOKです。
でも、肥料はやり過ぎないようにしましょうね。
育てる時のポイントとしては、日光がいっぱいある場所がおすすめです。
日が当たらないと花があまり咲きません。
そして、枝が細いので、台風などで折れないように気をつけて、定期的に剪定することが必要です。
ミモザを詳しく知ろう!
ミモザの歴史
ミモザは、明治時代に日本で観賞用として紹介されました。
特に「ミモザアカシア」として知られる種類があり、なんと約600種類もあるんですよ。
オーストラリアが原産のフサアカシアと、ギンヨウアカシアが人気です。
これらは元々、その花がオジギソウに似ているからマメ科オジギソウ属に分類されていましたが、今ではアカシア属として一緒にされています。
スーパーで「アカシアの蜂蜜」というものを見かけたことはありませんか?
あの蜂蜜は、実はミモザではなくニセアカシアから取られたものです。
また、フサアカシアはミモザの香水や香木を作るのにも使われています。
ミモザの花言葉は?
ミモザの花言葉は「恋愛」がメインです。
「恋愛」「純愛」「友情」という意味があり、「恋をする」という感じでよく使われます。
この花言葉は、ネイティブアメリカンが愛を告白する時にミモザのデザインを使ったことからきています。
ミモザの明るい色と優雅な姿は、愛を伝えるのにぴったりですよね。
ミモザの花は春になると、小さな黄色やオレンジ色の花をたくさんつけます。
これらの花は「ゴールドの花」とも呼ばれ、黄色い花は「秘密の愛」、オレンジ色の花は「優雅」を意味しています。
花が咲く様子は、下から上へと順に開いていく特別な咲き方で総状花序と呼ばれます。
ミモザの日をご存じですか?
イタリアでは毎年3月8日を「国際女性デー」として、この日を「ミモザの日」としてお祝いします。
この日には、パートナーや恋人、そして女友達へミモザの花を贈る風習があります。
この習慣から、西洋ではミモザに「思いやり」「実直さ」「神秘性」といった意味を持つ花言葉があるとされています。
イタリア特有の風習ですが、最近では日本でも親しい女性にミモザを贈る習慣が広まっています。
フランスでは、春を迎えるためにミモザの花を投げ合うお祭りが開催されることも。
日本で例えるなら、桜の花を枝から摘んで投げ合うような、ちょっと信じがたい祭りではあります。
お祭りで楽しむ「ミモザサラダ」もよく知られています。
このサラダは卵黄を使っており、その見た目がミモザの花を思わせるため、この名前がつけられました。
まとめ
この記事の要点をまとめると、ミモザを庭に植えることは問題ないのでご安心くださいね。
ただし、その成長速度と大きさ、そして強風への弱さには気を付けてください。
一度植えた後の移植は避けた方が良いでしょう。
最近、多くの住宅の入口や庭でミモザを目にする機会が増えました。
2月から3月の冬の終わりには、その黄色い花が空気を柔らかく彩り、見る人を魅了します。
ミモザの花言葉がその外見から連想される「繊細さ」や「優美さ」であることは、見れば見るほど納得できますね。