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庭に朝顔を植えてはいけない理由は繁殖力!一年草なら心配なし!

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植物の育て方

夏の花といえば、朝顔と向日葵を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

ピンクや青、紫といった鮮やかな朝顔は、日本の夏に欠かせない花ですよね。

でもSNSなどでは「朝顔を庭に植えてはいけない」という声も見かけます。

そこでこの記事では、なぜ庭に朝顔を植えてはいけないのか、そして朝顔を育てる時に気をつけたいポイントについてまとめました。

一般的な朝顔は一年で枯れてしまいますが、一年草の朝顔は育てる上でそれほど心配点はありませんのでご安心くださいね。

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庭に朝顔を植えてはいけないのはなぜ?

冒頭でもお話しした通り、一年草の朝顔は育てる上でそれほど心配点はありません。

小学校の授業で育てる朝顔は、秋で枯れる一年草の朝顔です。

庭に植えない方が良いといわれるのは、多年草の朝顔で

・宿根朝顔

・ノアサガオ

・琉球朝顔

という種類の朝顔です。

こちらは多年草の朝顔で、秋に枯れることなく、翌年また花を咲かせるのが特徴です。

ではなぜ多年草の朝顔を植えてはいけないのでしょうか?

その理由を次項で解説します。

繫殖力の強さ

宿根朝顔など多年生の朝顔は、庭に植えたらすぐに増えて広がることがよくあります。

たとえば、庭の隅に植えた場合、初めはその美しい花を楽しむことができますが、だんだん増えて他の植物の生育スペースを取ってしまうこともあります。

このように宿根朝顔が増えると、他の植物が日光や水を奪われ、十分な栄養が得られなくなる恐れがあります。

そのため、宿根朝顔を植えるときは、この増えすぎてしまうという性質をあらかじめ理解しておくことが大切です。

定期的な剪定や適切な管理をすることで、庭のバランスを保ちながら、朝顔の美しさを存分に楽しむことができます。

ツルが伸びすぎる

宿根朝顔などの多年生朝顔は、支えがないと自力で立つことができません。

そのため、他のものに絡みつく特性があります。

庭に植えると、強いツルが周りの植物に絡みついてしまい、その成長を阻害することがあります。

これが庭の生態バランスを乱す原因となってしまうのです。

宿根朝顔のツルは、成長しすぎると10メートルを超えることもあり、壁やフェンス、他の植物にまで伸びてしまいます。

その結果、絡みつかれた植物は十分な日光や水分を得られなくなったり、建物に損傷を与えることもあります。

そのため、宿根朝顔を植えるときは、場所選びやツルが他の植物や建物に影響を及ぼさないように、定期的に管理や剪定を行うことが大切です。

こまめな手入れをすることで、庭のバランスを保ちながら宿根朝顔の美しい花を楽しむことができますよ。

虫害

宿根朝顔を庭に植えた際の問題点として、非常に大きなイモムシが現れることがあります。

このイモムシはクロメンガタスズメの幼虫で、体長が約10cmにも達し、色も黄色、緑、褐色と変化します。

見た目もかなり目立つので、庭で見つけたらびっくりしてしまいますね。

宿根朝顔にこのような大きなイモムシがつくと、残念なことに朝顔の葉を食べ尽くしてしまうことが多いです。

特に虫が苦手な人は不快感を感じることでしょう。

宿根朝顔を植える前には、こうした害虫が出る可能性があることを覚えておいてくださいね。

朝顔を上手く育てるポイント

朝顔の品種を確認する

朝顔には、夏一季で終わる一年草と、毎年花を咲かせる多年草の宿根朝顔の二種類があります。

自分の好みや庭の用途に合わせて、どちらの品種を選ぶかが重要です。

たとえば、夏だけ花を楽しみたいと思っているなら、一年草の朝顔を選び、種や苗を植えると良いでしょう。

逆に、毎年グリーンカーテンを作りたいとか、長期間花を楽しみたいと考えている場合は、多年草の宿根朝顔がおすすめです。

あらかじめ目的に応じて品種を選んでおくと、庭をずっと美しく保つことができます。

ツルを誘引して成長を管理

朝顔はつる性の植物で、その成長を適切にコントロールすることが大切です。

ツルが勝手に伸びすぎると、他の植物や建造物に絡みつき、庭の見た目を損ねたり、他の植物の生育を阻害することがあります。

そこで、朝顔のツルを適切に誘導し管理するためにも、支柱やネットの使用がおすすめです。

朝顔を植える時には、まず支柱を設置してつるを巻き付けます。

これにより、朝顔が他のエリアに広がるのを防ぎます。

このようにネットを使うと、より広い範囲でのつるの伸びを効果的にコントロールでき、庭全体のバランスを保ちやすくなります。

こまめな剪定

朝顔が庭で繁殖しすぎるのを防ぐためには、定期的に剪定をすることが大切です。

朝顔を植えるときには、予期せぬ繁殖を防ぐため剪定が効果的な手段となります。

これにより、植物の成長をしっかりと管理し、庭の整った見た目を維持できます。

剪定することで朝顔の枝や蔓がきれいに整えられ、花の美しさが引き立ちます。

朝顔の生育も良くなり、色彩豊かに楽しむことができるでしょう。

大切なのは、ツルが過度に伸びる前に剪定することで、種子ができる前に不要な枝を取り除くことです。

一度種子ができてしまうと、剪定後も落ちた種からも新しい朝顔が生える可能性があります。

このため、早めに剪定を行いましょう。

定期的に朝顔の成長を確認し、伸びてほしくない方向に伸びているツルがあれば、早めに剪定してください。

こまめに剪定してあげることで、朝顔の成長をコントロールし、庭の美しさを保つことができます。

ツルの処分

上記のように、朝顔を庭で育てる場合にツルの定期的な剪定は欠かせません。

しかし、剪定した枝葉をそのまま放置すると、これらが根付いて再び成長し、庭の管理が難しくなることがあります。

また、朝顔が庭全体に広がる可能性もあります。

そのため、剪定したツルはすぐに適切に処分してくださいね。

剪定した枝葉を放置しておくと、新たな芽が生えてしまい、予期せぬ形での繁殖が始まります。

特に繁殖力の強い品種では、このような問題が現れやすいです。

適切な剪定とその後の処分を行うことで、庭の美観を保ちながら朝顔を健康に育てることができます。

朝顔を育てる楽しみ

長く楽しめる

一般的なグリーンカーテン用の植物は日差しを遮る目的が主で、花はあまり多くありません。

しかしグリーンカーテンに宿根朝顔を使うと、遮光性を保ちながらも長期間花を楽しむことができます。

宿根朝顔は6月下旬から11月まで花が咲き続けるため、一年草の朝顔が7月から9月までしか花を咲かせないのと比べると、ずっと長い期間美しい花を見ることができますよ。

このため、宿根朝顔はグリーンカーテンとしてだけでなく、視覚的にも楽しむことができる優れた植物です。

ただ、秋にも朝顔の花が咲くことには違和感を感じる人もいるかもしれませんが、その長い花期は多くの人にとって魅力的でしょう。

翌年も楽しめる

宿根朝顔は多年生植物で、一度植えれば毎年花を楽しむことが可能です。

これは、毎春種をまくか苗を植える必要がある一年生の朝顔とは異なり、夏が終わると枯れてしまう通常の朝顔と大きく違いう特徴です。

宿根朝顔を庭に植えると、次の年以降も再植える手間がかからないので、時間や労力の節約につながります。

ただ、寒冷地では宿根朝顔が冬越しできない場合もあります。

地域によっては、冬の寒さから守るための措置が必要になるでしょう。

朝顔の花言葉と風水的に見ると?

朝顔の花言葉には「愛情」、「あなたに絡みつく」、「結束」、「明日もさわやかに」といった意味が込められています。

これらは朝顔の美しさや特徴にインスピレーションを得てつけられたものでしょう。

花言葉は、花が持つ象徴的な意味や形を表現するために用いられます。

朝顔を植える際にこれらの花言葉を意識することで、ガーデニングがさらに楽しくなるかもしれませんね。

また、風水においては、朝顔が成長、再生、活力を促すエネルギーを持っているとされています。

特に東側に朝顔を配置すると、健康運や家庭運が向上するとされています。

そのため、庭で朝顔を育てることは、風水的にも良い環境を作るための一つの方法です。

まとめ

朝顔を栽培するには、その強い繁殖力や他の植物に絡みつくつるなど、注意すべき点がいくつかあります。

そのため、「朝顔を庭に植えてはいけない」ともいわれますが、適切に管理することで、朝顔を庭に植えることはまったく問題ありません。

ただし、「宿根朝顔」という品種には注意が必要です。

この品種は一般的な朝顔よりも管理が難しく、特に繁殖力が強いためです。

朝顔の栽培を考えている方は、以上のポイントを覚えておいてくださいね。

美しい朝顔を通じて、ガーデニングの楽しさをさらに感じることができるでしょう。

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