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ネモフィラを植えてはいけない理由は?増えすぎて大失敗するから

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植物の育て方

春になると、小さなブルーの花を咲かせるネモフィラ。

ネモフィラ畑などで一面に植えられている様は、本当に綺麗ですよね。

「ベビーブルーアイズ」とも呼ばれるハーブの一種ですが、ネモフィラは庭に植えてはいけないと聞いたことはありませんか?

一見可憐なネモフィラですが、意外と強い繫殖力を持っており、種がこぼれて庭中にどんどん増えてしまう事態になってしまうことも・・。

本記事では、ネモフィラを植えてははいけないといわれる理由を詳しくご紹介します。

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庭にネモフィラを植えてはいけないのはなぜ?

ネモフィラを庭に植えてはいけない理由は、以下の6つです。

・自然に種が広がって増える

・植栽が難しい

・長雨に弱い

・強風に弱い

・鳥に食べられやすい

・グランドカバーとしては不向き

それぞれ詳しく見ていきましょう。

自然に種が広がって増える

ネモフィラの種は、植えた場所から自然に広がりやすいです。

ネモフィラは多くの花をつけるため、それぞれがごま粒サイズの小さな種を大量に作ります。

これらの種が地面に落ちると自然に発芽し、勝手に増えてしまう「こぼれ種」という現象が起こります。

一度植えると、翌年やその次の年も増え続けるため、自分の庭だけでなく隣の土地にも広がる恐れがあります。

この植物は外来種で、もともと日本に自生している植物ではありません。

自然環境への影響も懸念されるため、あまり広げすぎないのが望ましいとされています。

植栽が難しい

ネモフィラを植えることがおすすめできない2つ目の理由は、植栽作業が非常に難しいからです。

ネモフィラの根はとても繊細で、植えるときには慎重に扱わないといけません。

もし取り扱いが不適切だと、根がうまく定着せず、花が咲かない事態にもなりかねません。

特にガーデニング初心者さんの場合、経験不足から不適切な方法で植えてしまうことがあります。

せっかく植え付けてお手入れしたのに、花が咲かないとなると「植えなければ良かった」と後悔することもあるでしょう。

長雨に弱い

ネモフィラを植えるのをおすすめしない3つ目の理由は、長雨や高い湿度に弱いためです。

ネモフィラの原産地は、カナダやアメリカ西部の乾燥地帯。

乾燥した環境で育つことを好みます。

しかし、日本のように雨が多く湿度が高い地域では、連続する雨で土が過湿状態になり、植物がダメージを受けることがあります。

鉢植えやプランターの場合は移動させることで雨を避けることができますが、庭に直接植えると、雨を避けるのが難しくなります。

倒れやすい

ネモフィラは、強風に対してとても弱い植物です。

ネモフィラは成長が速く、茎がすぐに長く伸びる特性があるため、自分の重さを支え切れずに倒れやすくなってしまいます。

強い風が吹くと、ネモフィラは根元から完全に倒れ、非常に悲惨な状態になることがあります。

そのため、海沿いなど風が強い地域では、ネモフィラの栽培はおすすめできません。

鳥害

ネモフィラを植える際に注意すべき5番目の問題は、鳥による食害です。

特にヒヨドリなどの鳥は、ネモフィラの花や葉を好んで食べるため、無残にもむしられてしまい、その成長や繁殖に悪影響を及ぼすことがあります。

鳥によって花や葉が食べられると、ネモフィラの健康な成長が阻害されるだけではありません。

庭の見栄えが損なわれ、また鳥の糞による清掃の手間や悪臭が発生する可能性もあります。

庭や公園でネモフィラを育てていると、食べ物を求めて鳥が集まり、その結果として周囲に糞を残すことがあります。

これが原因で、景観が悪くなり、掃除の手間が増えてしまいます。

そのため、ネモフィラを育てる際は鳥よけの対策が重要です。

鳥が植物に近づけないように、鳥よけネットや忌避スプレーを利用する方法が効果的です。

グランドカバーには不向き

ネモフィラの色鮮やかな花畑を目にすると、グランドカバーにしたいと思いますよね。

でも残念ながら、ネモフィラは

・土を踏まれると弱い

・一年生植物であり、夏に枯れてしまう

という特徴があるため、グランドカバーとして植えるには不向きな植物です。

特に人々が頻繁に歩く場所やペットが遊ぶエリアに植える場合、ネモフィラはダメージを受けやすく、短期間で傷ついてしまうことがあります。

さらに、枯れた後は土が露出するため、一年中青々とした庭にすることは期待できません。

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ネモフィラをうまく育てるポイントは?

ガーデニング初心者さんには少しハードルが高いネモフィラですが、次のポイントを押さえておくと安心です。

苗を優しく植え付ける

庭に苗を植えるときは、購入した苗や自分で育てた苗を慎重に扱うことが大切です。

ネモフィラの根は非常に繊細で、取り扱いには特に注意が必要です。

ポットから苗を取り出す際は、根や土が崩れないように慎重に行い、そのまま植えるのが理想的です。

また、ネモフィラは移植を好まないので、一度植えたら他の場所に移すことは避けてください。

ネモフィラは一年草であり、夏には枯れてしまいますので、植える際にそれほど長期的な計画を立てる必要はありません。

肥料・水をあげすぎない

ネモフィラに肥料を多く与えすぎると、植物が異常に背が伸び、結果的に倒れやすくなります。

植え付けの際には、土に腐葉土や堆肥を混ぜ込むだけで十分で、それ以上の肥料は必要ありません。

また、ネモフィラは乾燥した環境を好むので、庭で育てる場合は自然に降る雨で充分です。

普段からの水やりは基本的には不要です。

さらに、植物は暑い夏が始まる前に枯れることが多いため、特に夏の暑い時期に追加で水をやる必要もありません。

切り戻しで通気性をアップ

ネモフィラは成長すると葉が密に生えて風通しが悪くなるため、病害虫が発生しやすくなります。

特にネモフィラは「灰色かび病」という病気にかかりやすいです。

この病気にかかると、葉にシミができてしまいます。

そのため、葉が密集している部分を少し切り戻して、空気の流れを改善してあげましょう。

こまめに花がらを摘む

ネモフィラがこぼれ種によってどんどん広がるのを防ぐためには、花が咲き終わった直後に花がらを摘むと効果的です。

これにより、種が地面に落ちて勝手に増えるのを未然に防ぐことができます。

また、種を作るのに使われるエネルギーを花の成長に使うことで、花がより多く、美しく咲くことが期待できます。

そのため、ネモフィラの見た目を美しく保つためにも、花がらを摘む作業は大切です。

ネモフィラに毒性はある?

ネモフィラに毒性はありません。

上記のように繁殖力の強さや繊細な点に気をつけて育ててあげれば、ネモフィラは植えてはいけないということはありません。

ガーデニング初心者さんにはやや難しいところはありますが、きちんとお手入れしてあげれば春に美しい花を楽しむことができますよ。

ネモフィラの花言葉や風水では?

ネモフィラの花言葉には「清々しい心」、「可憐」、「どこでも成功」、「あなたを許す」という美しい意味が込められています。

その鮮やかな青い花は、これらの花言葉と完璧に調和しており、花言葉を知ることでネモフィラの魅力をさらに深く感じることができるでしょう。

また、風水ではネモフィラは穏やかな気持ちや癒しをもたらすとされています。

そしてその美しい姿が、風水的にも好影響を及ぼすと考えられています。

ネモフィラを自宅やオフィスに置くことで癒しの効果を得られ、心地よい空間を作ることができるでしょう。

まとめ

ネモフィラを庭に植えてはいけない理由は以下の6つです。

・自然に種が広がって増える

・植栽が難しい

・長雨に弱い

・倒れやすい

・鳥害

・グランドカバーには不向き

ネモフィラは育てる上でいくつかデメリットはありますが、きちんと対策をしてあげれば個人の庭でも問題なく育てられるでしょう。

どのような植物にもいえることですが、ネモフィラを植える場合も、その植物のもつ特性を十分理解した上で植えてあげると後悔することなくうまく育てられるでしょう。

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