庭で豆苗を育てることをおすすめしない主な理由は、大きく成長しすぎるともう食べられなくなってしまうからです。
それに、どんなエンドウ豆が育つかもわからないので、ちょっと不安ですよね。
そのため庭で豆苗を育てるのは、あまりおすすめしません。
もし水耕栽培で育てた豆苗を庭に植えようかなと思っている人がいたら、一度よく考えてみてください。
今回は、庭に豆苗を植えちゃいけない理由と、食べ終わったあとの豆苗をどう活用するかについても詳しく解説します。
この記事を読めば、庭に豆苗を植えるときに直面するかもしれない問題と、それをどう避ければいいのかがわかるようになります。
もし庭で豆苗を育ててみたいと思っている人がいたら、ぜひ参考にしてくださいね。
豆苗は庭に植えてはいけないのはなぜ?
庭で豆苗を育てるのはあまりおすすめできない、というのには大きく2つの理由があります。
1.豆苗が大きくなりすぎて、食べるのに適した時期がとても短くなってしまうこと。
2.庭で育てたらどんなエンドウ豆になるかわからない、という不確かさがあること。
大きくなりすぎる
豆苗は、若くて新鮮な葉と茎のシャキシャキした食感がおいしいですよね。
でも、庭で育てるとあっという間に大きくなり過ぎてしまい、食べごろを逃しやすいんです。
大きくなりすぎた豆苗は味も食感も悪くなってしまいます。
その上、自然の中で育つ豆苗は、害虫や病気にかかりやすいです。
特に、葉や茎が密集して大きくなると、湿気がたまって菌が増えやすくなり、食べるのに安全かどうかも心配になってしまいます。
だから、豆苗をおいしく安全に食べたいなら、庭での栽培よりも水耕栽培のような方法がおすすめです。
どんなエンドウ豆になるかわからない
豆苗とは、エンドウ豆の若い状態のこと。
エンドウ豆は普通、春から夏にかけて花が咲いて実がつく植物です。
でも、庭で育てると、最終的にどんなエンドウ豆ができあがるか、予測がつかないんです。
豆苗はエンドウ豆がまだ若いときに収穫され、主に葉と茎が食べられます。
エンドウ豆は1年生か2年生の植物で、春から夏にかけて花が咲き、その後実をつけます。
エンドウ豆にはいろいろな種類があり、成長する過程で名前が変わります。
サヤエンドウはまだ若い時に収穫して、さやごと食べます。
グリーンピースは豆がしっかり育つまで待ってから収穫します。
赤エンドウや青エンドウは豆を乾燥させたもので、色によって名前がついています。
スナップエンドウは、さやも豆も食べられるように品種改良されたタイプです。
これらの違いによって、見た目や大きさ、味がそれぞれ異なります。
たとえば、サヤエンドウが欲しいのに、スナップエンドウが育ってしまうこともあります。
収穫のタイミングやどうやって料理するかも、種類によって変わってくるので注意が必要です。
そして、それぞれ育てる形や大きさが違うので、庭で育てるときはスペースを考慮して種類を選ぶ必要があります。
好きなエンドウ豆がちゃんと育ってくれたらうれしいですが、好みじゃない種類が育ったら、ちょっとがっかりするかもしれませんね。
食べ終わったあとの豆苗はどうする?
豆苗を食べ終わった後、短くなった茎と根がスポンジに残りますね。
この残った部分を活用するには2つのやり方があります。
もし豆苗をまた育てたいなら、水だけで育てる方法があります。
エンドウ豆を育ててみたいなら、庭や鉢植えにしてみるといいでしょう。
水に浸けて再生させる
豆苗を水で育て直したい場合、水耕栽培がおすすめです。
水耕栽培とは、土を使わずに水だけで植物を育てる方法で、根を水につけて栄養を吸収させます。
この方法なら、広い土地がなくても手軽に栽培できますし、成長も早いので、すぐに美味しい豆苗を楽しめます。
食べた後の豆苗を、再び育てる手順は次の通りです。
1.豆苗の茎を、新しい芽が出る部分を残して切ります。
2.発芽していない豆は取り除きます。
3.豆が水に浸らないように水を入れた適切な容器に置きます。
4.日光が当たる場所、例えば窓辺に設置します。
5.約5~10日で茎が伸びてきたら、収穫の時です。
この過程を繰り返して、水耕栽培での栽培を楽しめます。
水の交換や容器の清掃を定期的に行い、環境を清潔に保つことが大切です。
ただし、豆苗の再生は2回までが一般的です。
庭に植えて育てる
豆苗を捨てずに、庭でエンドウ豆を育ててみてはどうでしょう?
豆苗には栄養がたっぷりなので、もったいなくて捨てられないと思う人も多いですよね。
だから、ちょっとした冒険を楽しみながら、豆苗を庭に植えてエンドウ豆に育て上げることをおすすめします。
土から栄養を吸収することで、豆苗が立派なエンドウ豆になるかもしれません。
ただし、どんなエンドウ豆が育つか、そもそも上手く育つかはわかりません。
成功するかどうかは分からないですが、試してみる価値はありそうです。
それでは、庭で豆苗を育てる手順をご紹介します。
1.食べ終わった豆苗を一粒ずつに分けましょう。
2.それぞれを土を入れたポットに植えます。
3.植えたら、水をしっかりと与えてください。
4.ポットは日光の当たる明るい場所に置いてください。
5.苗が健康に成長したら、大きめの鉢や庭に植え替えましょう。
6.苗同士がぎゅうぎゅうにならないように、間をあけて植えることが大切です。
7.ツルが伸びやすいように、支柱を立ててあげてください。
8.花が咲いてエンドウ豆が実ったら、収穫の準備をしましょう。
まとめ
この記事では、なぜ庭で豆苗を育てるべきでないのかについて詳しく説明しました。
豆苗はエンドウ豆の若い葉と茎で、自宅で育てて収穫することができたら素敵ですよね!
ですが、庭に植えると思った以上に大きく成長し、食べるのに適さなくなったり、どんなエンドウ豆ができるかわからない可能性があります。
食べ残した豆苗をもう一度育てたい場合、水を使った栽培方法がよいでしょう。
エンドウ豆を庭で育てたいなら、植える深さや植物同士の間隔、支えとなる支柱の設置など、注意すべき点がいくつかあります。
でもエンドウ豆は根が浅く、比較的管理しやすいため、ガーデニングや野菜を初めて育てる人でも育てやすいです。
ぜひ豆苗を自宅で育ててみてはいかがでしょうか。