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庭にヒメツルソバを植えてはいけないワケ!繁殖力と気持ち悪いから!?

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植物の育て方

道端や公園、庭先でも見かけることの多いヒメツルソバ(ポリゴナム)。

皆さんも、ピンク色の小さくて丸い花が群生している様子を見かけたことがあるのではないでしょうか。

そんな日本でもなじみのあるヒメツルソバですが、SNSなどで「庭には植えない方が良い」「気持ち悪い」なんて声も・・。

結論からお話しすると、ヒメツルソバはきちんと管理すれば庭先で育てても問題ありませんのでご安心くださいね。

この記事では、ヒメツルソバを植えてはいけないとされる理由や、ヒメツルソバは有毒性なのか?という疑問についても解説します。

グランドカバーとして考えている方も、ぜひ参考にしてください。

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なぜ庭にヒメツルソバを植えてはいけないの?

日陰でもぐんぐん育つ繫殖力の強さ

ヒメツルソバは、小さくてもどんどん広がりやすい植物です。

花が終わった後に種をまき、離れた場所でも新たに育ちます。

地面を覆うグランドカバーとしては魅力的ですが、予期せぬ範囲まで広がってしまうこともあります。

ヒメツルソバはヒマラヤが原産の植物で、山岳地域に生えている植物です。

そのため日が当たらない場所や少ししかない隙間など、過酷な環境をものともせずにぐんぐん増えてしまいます。

さらにこの植物は多年草で、寒さにも強いため、冬が過ぎても根が生き続けて毎年新しい芽を出します。

広がりすぎたヒメツルソバを完全に取り除くには、地下の根まで掘り出さなければならず、お手入れがとても大変です。

一度このような手間がかかった人たちは、ヒメツルソバを植えることを後悔し、ほかの人にも「植えない方がいよ」と注意を促すようになるでしょう。

ご近所の迷惑になることも

ヒメツルソバの種は、人が思うよりも遠くまで簡単に広がります。

この種が風に乗るわけではなくても、地面に落ちたあと風に飛ばされたり、雨で流されたりすると、あっという間に隣の家の敷地にも入り込んでしまうんです。

コンクリートの隙間みたいな小さい場所に落ちただけで、そこからどんどん増えることもありますよ。

自分の庭から始まって、隣の家、その次の家と、ヒメツルソバがどんどん広がっていく様子を見ると、ドミノが倒れていくみたい。

いつの間にか、周りのエリア全部がヒメツルソバでいっぱいになることだってあります。

こんなにあっという間に広がるヒメツルソバを見たら、これから植えようと思っている人たちに、ちょっと注意したくなりますよね。

雑草に間違えられる

実は、ヒメツルソバをただの雑草だと思っている人もいます。

でも、この植物は明治時代に日本に持ち込まれたもので、もともとはヒマラヤ地方が原産です。

ヒマラヤから来たので、寒い気候にも強く、日本の本州の冬を乗り越えることができます。

最初は特別な庭園でしか見られなかったヒメツルソバですが、その強い生命力で次第に庭園の外にも広がり始めました。

家の庭からも外に広がり、今では街の中のどこでも自生しているのを見かけます。

そんな風にいろんなところで見られるようになったので、あまり植物のことを知らない人たちは、ヒメツルソバを「ただの雑草」と思ってしまうんです。

それで、庭先でヒメツルソバを育てていると「雑草がいっぱいの庭」と間違えられてしまうこともあります。

このような事情を考えると、ヒメツルソバを自分の庭に植えることは、あまりお勧めできないかもしれませんね。

ヒメツルソバは気持ち悪い?不気味との声も

桃色の花をよく見てみると、小さな花びらが重なっていてなんとも可愛らしいヒメツルソバ。

でも、ヒメツルソバの花や葉がどうしても苦手という人がいるんです。

この植物は、冬が来ても枯れずにぐんぐんと成長し続ける多年生植物で、そのせいで葉っぱがだんだん大きくなっていきます。

この大きく成長した葉について、人によってはいくつかの点で気になるようです。

たとえば、葉が普通よりも大きくなりすぎているとか、葉の模様がちょっとガみたいで気持ち悪い、または、虫にかじられた穴が多くて見た目が良くないと感じる場合があります。

そして、ヒメツルソバがあまりにもたくさん増えて、地面をすっぽりと覆ってしまう様子を見ると、不気味だとかちょっと怖いと感じる人もいるようです。

そんなわけで、花や葉っぱの見た目や増え方が原因で、ヒメツルソバを庭に植えたくないと考える人もいるのです。

ヒメツルソバは有毒なの?

ヒメツルバは一見するとただの雑草にも見え、群生する様子と赤い茎、大きな葉っぱから「危険な植物」「毒がある」と言われることも。

私も気になって調べてみましたが、ヒメツルソバに毒はないようです。

ただし食用の植物ではないため、毒がないといっても食べるのはやめましょう。

ところで、「姫蔓蕎麦」と書いてヒメツルソバと読むのですが、実は蕎麦とは別の種類なんです。

ヒメツルソバはタデ科の植物ですが、蕎麦の花や葉に似ているから、そんな名前が付けられたという経緯があります。

ヒメツルソバが増えすぎた時は?

ヒメツルソバをどうにかして取り除きたいときは、次の3つの方法が役立ちます。

・しっかりと根ごと引っこ抜く
・花を手で取り除く
・除草剤を使う

花を取り除くのは、ヒメツルソバが種からどんどん増えてしまうのを防ぐためです。

ヒメツルソバは本当に丈夫な植物で、簡単には退治できません。

だから、少しずつでもコツコツと取り組むことが大事です。

でも、他の植物が植えてある場所では、除草剤を使うのは避けましょう。

一気に全部をなくすのは難しいので、長い目でじっくり対策を練ることが大切ですよ。

また抜いたヒメツルソバをそのまま庭に放置するのも厳禁。

ヒメツルソバは生命力が強いので、そこからまた増えてしまうこともあるからです。

まとめ

この記事で、なぜヒメツルソバを植えるべきではないのか、そしてどう対応すればいいのかについて詳しくお話しました。

ヒメツルソバが毒を持っていて危険なわけではないのですが、すごくよく増える性質があるので、そのまま庭に植えることはあまりおすすめできません。

もし庭に植えて地面を覆わせたい場合は、毎日の世話をきちんとして、ヒメツルソバが庭の外に広がらないようにする工夫が必要です。

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