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庭にミソハギを植えてはいけない理由とは?縁起が良くない?

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植物の育て方

夏になると可愛らしいピンクの花が咲くミソハギ。

お盆にお供えする花としても欠かせないですよね。

実は、ミソハギを育てるのはそれほど難しくなく、ガーデニング初心者向きともいえるんです。

そこでこの記事では、なぜミソハギを庭に植えてはいけないといわれているのか、その理由を詳しくご紹介します。

結論を先にお話しすると、縁起やスピリチュアル的に気になる方は植えるのは止めておいた方がいいかもしれません。

盆花や精霊花と呼ばれることもありますが、ミソハギを庭に植えるには縁起が良くないという考え方もあるからです。

反対に、あまり古くからの慣習にこだわらないというのであれば、植えても問題ないのでご安心くださいね。

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なぜ庭にミソハギを植えてはいけないの?

縁起が良くないから

ミソハギ(禊萩)は縁起が悪いとされるため、庭には植えられません。

ミソハギはお供えの花としてよく知られており、主に墓地や仏壇で見られます。

特にお盆の時期にはよく供えられ、「愛の悲しみ」という花言葉がつけられています。

お盆には「盆花」や「精霊花」としても重宝されます。

ミソハギを漢字で「禊萩」と書くことから、お盆と関連する花であることが伺えますね。

お盆には飾りとしてだけでなく、精霊棚にも置かれ、食事をとることが難しい餓鬼への供養にも用いられます。

また、ミソハギ科のザクロやサルスベリも縁起が悪いとされ、庭に植えることはおすすめされません。

ザクロは果実が割れること、サルスベリはその名が「滑る」ことから、不運を招くとされるためです。

これらの植物の庭植えは、古い文化的に避けられることが多いですが、現代では植えるかどうかは個人の判断によります。

盆花だから

ミソハギは日本で古くから盆花として使われ、故人を敬うためにお供えされています。

このような神聖な花を庭に植えると、先祖に対して失礼にあたると見なされることもあります。

それでも、お墓や仏壇がある家庭では、庭に盆花を植えておくととても便利です。

盆花はほかの切り花と比べても価格が高めですよね。

そのため、仏壇にお供えできるように自宅でミソハギを育てる人もいます。

地下茎で増えすぎる

ミソハギはその美しい花と個性的な形が特徴ですが、庭に植える際には注意が必要です。

ミソハギは地下茎を使って成長し、新しい株を作ることができるからです。

地下茎が広がることで、他の植物の生育エリアに侵入し、庭を占拠することもあります。

広がりすぎてしまうと、他の植物の成長に影響を与えることも・・。

しかし、ミソハギの地下茎が他の植物を完全に抑え込むほど強力ではないので、あまり心配しすぎる必要はないでしょう。

花言葉のイメージが良くない

ミソハギはその鮮やかな花が特徴ですが、花言葉には注意が必要です。

この植物の花言葉には「愛の悲しみ」、「純真な愛情」、「悲哀」、「慈悲」など、故人を思い出すような言葉が含まれています。

このような言葉は、故人を悼むときに使われることが多いですよね。

庭にミソハギを植えるときは、これらの花言葉があるということと、その意味をよく理解して植えましょう。

心地よい庭作りのためにも、正しい知識を身につけておくことがおすすめです。

なぜお盆にミソハギを供えるの?

ミソハギをお盆に供える理由

お盆の時期には、地上に「餓鬼」と呼ばれる霊が現れるとされ、彼らを供養することで救済されるという信仰があります。

餓鬼は常にのどが渇いており、水や食べ物を探してさまようとされますが、実際には物を飲み食いすることができません。

そのため、喉の渇きを和らげる効果があると言われるミソハギを供えることが習慣となっています。

餓鬼は、過去の行動によってその姿になったとされています。

禊萩という名の由来

ミソハギは、漢字で「禊萩」と書かれます。

「禊」は、体を清めるための儀式を指し、水を使った行事が含まれます。

ミソハギがそのような清めの儀式で使用されたことから、この名前がつけられました。

ミソハギの別名について

ミソハギは「盆花」とも呼ばれます。

これは、お盆に墓や仏壇に供えられる花として定着していることに由来します。

お盆には先祖の霊が戻ってくるとされ、お菓子や果物など多くのお供え物が用意されます。

ミソハギは、この期間に特に精神的な慰めを提供する花として重宝されています。

さらに、「精霊花」という別名もあり、これはお盆期間中に精霊棚にも置かれることから名付けられました。

精霊棚は先祖の霊のために設けられ、そこには食べ物や飲み物が供えられます。

この時期に花を咲かせるミソハギは、重要な花として使われることが多いです。

ミソハギを育てるメリット

ミソハギは可愛らしい小ぶりの花が特徴です。

冒頭でもお話ししたように、病気や虫害に強く、ガーデニング初心者にも育てやすいというメリットがあります。

毒性もありません。

郊外の田んぼの周りなどで自生しているのが見られますが、ミソハギは適度に日当たりがよく湿度のある土壌を好みます。

小ぶりの花が縦に連なって咲くのは珍しく、素朴で可愛らし姿に癒されることでしょう。

うまくミソハギを育てるポイント

ミソハギを庭に植える際には、いくつか注意すべき点があります。

植える場所

ミソハギは日光をたっぷりと浴びることを好む植物です。

そのため、庭の中でも特に日がよく当たる場所を選んで植えることが重要です。

しっかりと光を受けることで、健康的に成長します。

水やりの頻度

この植物は元々水辺の環境を好むため、適切な水分が必要です。

土の乾き具合を見て、定期的に水をやり、常に土が適度に湿っている状態を保つように心がけてください。

鉢植えの場合、土の表面が乾いたら水を与えるのが良いでしょう。

肥料の使い方

肥料は成長期に月に一回、緩効性のものを使用すると良いでしょう。

適切に栄養を供給することで、植物はより元気に育ちます。

病気や害虫対策

病気や害虫の発生には注意が必要です。植物の様子を定期的にチェックし、何か異常が見られたらすぐに対処しましょう。

まとめ

ミソハギは毒がなく安全な植物ですが、お盆に使用される伝統や花言葉のため、一部で庭に植えるのを避けるべきとされています。

ただし、縁起の良しあしや花言葉などにこだわらない人なら、庭に植えても全く問題ありません。

次のお盆にミソハギをお供えする時は、この花の特徴や歴史を思い出しつつ、その美しさを改めて観察してみるのもいいですね。

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