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シクラメンの花が咲かない原因は?葉っぱばかり茂る時の対処法

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植物の育て方

冬の花の女王ともよばれるシクラメン。

寒い時期に、見事な花で見る人を明るくしてくれる花です。

でも花が咲かず、葉っぱばかりが茂ってしまうという声もよく耳にします。

そこで本記事ではシクラメンの麗しい花を咲かせるためにどうすればよいのか、咲かない原因と対処法についてまとめています。

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シクラメンの花が咲かない理由とは?

シクラメンは適切な室温と日照、水やり、肥料の管理に気をつけることで、美しく花咲かせることができます。

花が咲かない理由としては、以下のようなことが考えられます。

室温が合っていない

シクラメンは涼しい環境を好む植物で、適温は10~15°Cです。

室内の温度が高すぎると、花芽の形成が抑制されてしまいます。

特に夏場は、エアコンの風が直接当たらない場所で管理しましょう。

冬場は、暖房の風が直接当たらないよう注意が必要です。

日中は20°C以下、夜間は10°C前後に保つのが理想的です。

日照不足

シクラメンは明るい日陰を好みます。

直射日光に当てると葉焼けを起こしやすくなるので、レースのカーテン越しの光が当たる場所に置くのがおすすめです。

明るすぎる場所では葉が黄色くなり、暗すぎる場所では花芽ができにくくなります。

1日4~5時間程度の明るい日陰が適しています。

水不足もしくは過湿

シクラメンは水を好む植物ですが、過湿には弱いです。

土の表面が乾いたら、鉢底から水が出るまでたっぷりと水やりをしましょう。

受け皿に水がたまったら、必ず捨てるようにします。

水やりの頻度は、季節や置き場所によって異なります。

夏場は毎日、冬場は3~4日に1回程度が目安です。

水不足だと花が咲かなくなり、過湿だと根腐れを起こします。

肥料不足

花を咲かせるためには、リン酸やカリウムを多く含む肥料が必要です。

市販のシクラメン用肥料を、パッケージの指示に従って与えましょう。

通常は2週間に1回程度、液体肥料を規定倍率に薄めて与えます。

肥料をやりすぎると根を傷めるので、濃度と頻度に注意が必要です。

肥料不足の場合、葉が黄色くなったり、花が咲かなくなったりします。

葉焼け

直射日光に当たると、葉が焼けて枯れてしまいます。

レースのカーテン越しの光が当たる場所で管理しましょう。

日光が強い時期は、カーテンを二重にするなどして、光の強さを調整します。

葉焼けを起こしてしまった場合は、傷んだ葉をハサミで取り除きます。

切り口から病原菌が入らないよう、清潔なハサミを使用しましょう。

花柄つみ

花が終わった後、花柄をつまむことで次の花芽がつきやすくなります。

花柄は根元からていねいに取り除きましょう。

花がら摘みを怠ると、植物に無駄なエネルギーを使わせてしまい、花芽がつきにくくなります。

こまめな花がら摘みが、次の花を咲かせるポイントです。

ただし、花柄を取り除く際は、葉や茎を傷つけないよう注意が必要です。

シクラメンの葉っぱばかり茂る時の対処法とは?

シクラメンの葉っぱばかり茂る問題は、原因を特定し、適切な対処を行うことで解決できます。

涼しい場所で管理する

温度が高すぎる場合は、風通しの良い涼しい場所で管理します。

夏場はエアコンの風が直接当たらない場所に移動しましょう。

日照時間を確保

照不足が原因の場合は、シクラメンを明るい日陰で管理します。

レースのカーテン越しの光が当たる場所が理想的でしょう。

肥料を控える

もしも肥料の与えすぎが原因の場合は、しばらく肥料を控えめにします。

花芽が付き始めたら、リン酸とカリウムを多く含む肥料を与えましょう。

株分けをする

シクラメンの株が大きくなりすぎている場合は、株分けをします。

株分けすることで、植物体の活力が回復し、花芽がつきやすくなります。

古い葉を取り除く

古い葉や黄色くなった葉は、植物のエネルギーを消耗します。

定期的に取り除くことで、花芽の形成を促進できます。

上記のようにこまめな観察とお手入れが、美しいシクラメンの花を咲かせるポイントです。

まずは原因を探り、適切な対処を行いましょう。

シクラメンの蕾が咲かない時は?

葉組み

シクラメンの球根の上部に十分な光が当たっていないと、蕾が咲きにくくなります。

また、葉が中心部に集まり過ぎると、新芽に日光が当たりにくくなり、蕾の成長が妨げられます。

そこで、葉組みを行ってみましょう。

葉組みとは、シクラメン特有のお手入れ方法で以下の手順で行います。

新芽を探す

葉をかき分けて、新芽が出ている部分を探します。

新しい葉を外側に移動させる

新芽を中心に、新しく伸びた葉を茎に絡まないように優しく外側へ移動させます。

古い葉を外側に移動させる

中央に残った古い葉も、花茎と絡まないように外側へ移動させます。

外側の葉を下に降ろす

外側に移動させた大きな葉を、鉢の縁に沿うように下に引っ張ります。

こうすることで、球根の上部に光が当たりやすくなり、美しい株姿も保てます。

葉組みをするときのポイント

葉組みは、株の姿が乱れてきたら行います。

葉が中心に寄り、新芽に日が当たりにくくなったら、その都度葉組みをして空間を作ります。

シクラメンの蕾の成長は遅いので、焦らずに根気強く管理しましょう。

葉組みをしても蕾が咲かない場合は、株全体の日照不足が考えられます。

日当たりの良い場所に鉢を移動させて様子を見ましょう。

シクラメンの蕾が咲かずに枯れてしまう原因は?

シクラメンに蕾がついても、蕾のまま咲かずに枯れてしまう時は以下のような原因が考えられます。

気温が低すぎる

シクラメンは寒さに弱く、気温が低すぎると蕾が咲かない場合があります。

室内の暖かい場所に移動させ、10~15℃の温度を保ちましょう。

水の与えすぎ

水やりが多すぎると、根が腐って蕾が咲かなくなります。

対処法: 土の表面が乾いてからたっぷりと水をあげ、鉢底から水が出るまで十分に与えましょう。

日照不足

シクラメンは明るい場所を好みます。日光不足だと蕾が咲きにくくなります。

レースのカーテン越しの日光が当たる場所に移動させましょう。

ただし、直射日光は避けてください。

水切れを起こしている

蕾ができてから水切れを起こすと、蕾が枯れてしまいます。

蕾ができる時期は、土が乾かないように注意して水やりをしましょう。

まとめ

シクラメンは、ガーデニングの楽しさを存分に味わえる植物です。

丁寧な世話を続けることで、次第に可憐な花を咲かせてくれるでしょう。

シクラメンの花が咲かない原因は、主に室温、日照、水やり、肥料、葉焼け、花柄つみなどの管理の問題にあります。

これらの要因を適切にコントロールすることが、美しい花を咲かせるポイントです。

寒い冬の間、鮮やかな花色と優雅な姿を楽しめるのは、シクラメンの大きな魅力です。

手間暇かけて育てた花は、きっと特別な思い出になるでしょう。

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